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3月26日(土) イスカ3月最終の土日だったけど、釣りには行けず、結局十勝川の春アメは行かずじまいになりそうだ。そのかわりではないのだろうが、久しぶりにイスカに出会えた。くちばしの交差する珍しい小鳥だ。 オスは赤い色をしている。 メスはなんか怪獣のようにも見える。 3月20日(日) 東北地方太平洋沖地震11日の14時45分ごろ。今までにない不思議な揺れに、どこかでとんでもない地震がおきたのではないかとテレビをつけると、嫌な予感はあたり震度7という表示。ほどなく大津波警報。現実だとは信じられない映像の数々。 東京の親戚は、皆無事だとその日のうちに確認がとれた。 弟はたまたま東北に行っていが、彼も無事だった。 親戚の客席乗務員の乗る航空機は地震直前に仙台空港を離陸し事なきを得た。 気になっている知人は、2名いる。 そのうちの一人、気仙沼の後輩の無事を19日、GoogleのPerson Finder で知ることができた。 もう一人の消息がわからない。松島に住む恩師だ。 震災の全貌は未だ見えない。10日たった今も、たくさんの人の安否が確認されず、原発事故の影響がどこまで広がるかもわからない。 わかっているのは、被害に遭われた方々の生活が安定するのには、考えられないほどの時間を要するのだろうということだ。そして、どれだけ時間をかけようとも、失って戻ってこないものもたくさんある。募金も節電も、今すぐできることとして大切なのだろうが、もっと大切なのは、長く支え続けるという心構えであろう。支援が一過性では意味がない。一度寄付をしたぐらいで何かしたつもりになってはいけない。 先週も今週も大きな仕事は入っていなかったが、なんとなく外出を控えていた。それは間違いなく震災が影響していた。遊んでいては不謹慎だという考えもよぎったし、ガソリンを無駄に使うのも嫌だった。 けれど、部屋にいて本を読んだりテレビを見たりしていると陰鬱な気持ちになってきて「それじゃあいかん」と外に出た。私が家でふさぎこんだからといって、何が変わるわけでもない。 被災地の方々に心よりお見舞い申し上げます。少しでも早く落ち着いた暮らしができますように。 2月27日(日) フクロウを探して300km走ったフクロウを探して管内をうろついた。ちょっと遠出をすれば有名なフクロウの住んでいる場所もあるのだけれど、人がたくさんいるようなところはごめんなので、地道に双眼鏡片手に森や林を見て回った。 住んでいることを知っていた場所で1羽に会えたけれど、その他には探し出すことができなかった。 オオマシコに何度か会った。丸くてかわいい。 大木の残るある山奥で、鹿の踏み跡をたどって歩いた。 下界は晴れていたが、山は雪が降っていた。 道路から数100mも歩くと、音がなくなった。 森や雪が音を吸収している。自分の呼吸に合わせて膨らむ胸の動きでわずかに衣服の擦れる音が聞こえる。 時折感じる小さい音に耳を澄ます。例えばそれは遠くでエゾシカが踏んだ小枝の折れる音や、コゲラがトドマツの幹を叩く音だ。 フクロウが住み着きそうなウロは結構見つけたのだが・・・。 ちょっとだけ消化不良だったので、いつものモモンガの穴に行くと2頭のモモンガが相手をしてくれた。 まあまあ、良い休日だったかな。 上品な感じのするモモンガだ。 フクロウって、何か考えている風に見える。たぶん大したこと考えてないんだろうけど。 2月11日、12日 モモンガを観察していて人に会ったのは初めてだ午後早く仕事が終わったので、帰り道に以前2度ほど立ち寄ったことのある森に行ってみた。ここの大きな木には去年もモモンガが住んでいたのだが、今年も糞があったのでやはりいるようだ。 靴の跡がたくさんあったので、誰か観察している人がいるのかなと思っていたら、暗くなった頃フィールドスコープを持った男の人が来て「出ましたか?」と聞いてきた。 「出ましたか?」という言い方からして、きっとよく観察したり写真を撮ったりする方なのだろう。そういえば釣り人も、「出ましたか?」って言うな。近くに家があると言っていたから、しょっちゅう見に来ている方なのだろう。ここで人に会うのは初めてだと言っていたが、私もモモンガを撮っていて自分の知り合い以外に会ったのは初めてだった。十勝にモモンガを観察している人ってどのくらいいるんだろう。 3時過ぎから2時間ほど待ったが、この日はモモンガは出てこなかった。 「おじゃましました」と礼儀正しく帰って行ったが、自分の良く行くポイントに他人がいると良い気がしないと思うので、あそこに行くのは少し控えよう。「ここは、明るいうちに結構出てくるんですよ」と言っていたから、それが本当だとすると魅力的ではあるのだが・・・。 モモンガには会えなかったが、3か所ぐらいでキレンジャクの小さい群れを見つけた。 モモンガ坊主を喰らって消化不良なので、次の日の朝、近所の森に行くと、森の入口の木の高い所で食事中のモモンガに会った。ハンノキの雄花を食べていた。巣穴の近くで待つと、日没前にハンノキの雄花をくわえたままで帰巣。巣穴の中で食べるのかな? 口にハンノキの雄花をくわえたまま飛んできた。 夕方には、同じ場所で数頭のモモンガを見ることができた。6頭ほど出てきたと思うがはっきりしたことはわからない。次々と穴から顔を出すモモンガは、やっぱりかわいい。 ただ、この木は穴が高い所にあって、写真が撮りづらい。今度はもう少し別の森を歩いて、良い巣穴を見つけようと思う。 ところで、今年のバレンタインデー。 妻からはワインとごちそう。娘からはハート型のサンドイッチと手作りのメモ帳をプレゼントされた。 「パパ、チョコレート嫌いでしょ。だからサンドイッチにしたの」という娘のかわいいこと。 1月30日(日) 娘とワカサギ釣りに行った初めて二人でワカサギ釣りに行った。 今年初めてのワカサギ釣りに娘と行った。キノコ氷の湖だ。 寒い日だったし、私のテントは入口のファスナーが壊れているので、凍えながらの釣りだった。 カップラーメンを食べる時、手がかじかんで箸が持てなかった。 8時半から12時半まで釣って、二人で80数匹。今日食べる分には十分な量だけれど、良い釣果とは言えない。 帰ってから唐揚げにしたが、なかなか上手に揚がって、美味しかった。 南蛮漬けも、30匹ほどあるから、明日から楽しみだ。 最高の味でした。 1月9日〜11日 七夕に願いをかけて小学生の時、完成間近のこの城を横目に見つつ、東京湾にカレイを釣りに行った。 大学の時に行ったきりだから、ほぼ20年ぶりに千葉の超有名テーマパークへ行ってきた。 そもそも、あんな人ばかりいる場所に高い金を払っていくのは馬鹿げている。本物のネズミにはギャーギャー悲鳴を上げる馬鹿ギャルが着ぐるみを着たネズミにキャーキャー言う場所だろ?モモンガを見に行っている方が一〇〇〇〇〇〇〇〇倍いいね。 女ねずみだって、中身は男なんじゃないか? ではなぜ、そんな場所に行って来たかというと、娘の七夕の短冊に「ディズニーランドに行きたい」と書いてあったからだ。 2日半ほど遊びつくし、娘たちは大満足だった。「最高!」を連発していた。 一番のお気に入りは、スプラッシュマウンテンだそうだ。 朝から夜まで遊びつくした。 そんな七夕の短冊だが、年末に片づけていた段ボールから、私の子どもの頃の願いも出てきた。 紹介しよう。 コレだ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 「天の川で釣りをしたい」 メルヘーンっ!!! これだよねー。子どもはこうじゃなくちゃ。 まあきちって、なんてかわいい子だったんだ。 WIIが欲しいだの、ディズニーランドに連れてけだの、ってガキじゃだめなのよ。 それでは、もう一枚 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 「神様になりたい」 究極ぅぅぅ!! ね?だんだんがっかりする気持ちがわかるでしょ? 1月8日(土) 朝日のモモンガ数日前にモモンガを見に行った時には、確かに入っているだろうと思った穴から出てこず、寒い思いだけして帰って来たのだが、その日に有望な穴を新発見していたので、今日はそこを目指すことにした。こういう糞がある場所を見つければ、モモンガの巣はすぐ近く。 ウサギの餌場。糞がたくさんある。右の写真はウサギの食痕 6時前に車を止めるところに着いたのだが、そこに一台車が止まっていた。その車が出るのに邪魔になるかもしれないと挨拶に行ったら、「スタックして出られなくなってしまったのです」と困った様子。引っ張り出してあげようにも牽引ロープは積んでいない。モモンガの帰宅時間も近づいているので、悪いけれどと立ち去りかけたが、「押して出るなら」と押してあげたら、動いたので、助け出してあげた。 とんだことで時間を喰い、新しく見つけた巣穴へは間に合わなそうだったので、車止めから近い場所に場所を決め、カメラをセットするとすぐに1匹目のモモンガが帰宅した。準備がイマイチだったので、ブレた写真しか写せなかったが、この穴に今年もやっぱりモモンガが入っているということがうれしかった。その後、もう1匹帰ってきたが、こちらはどこの穴に入ったのか確認できず、結局撮影することができなかった。 少しだけ薄明るくなってきた頃、遠くの木にモモンガが動いた気配がしたので、眼をこらすと、木の股になっているところに丸い塊が見える。懐中電灯で照らすと目が光った。 そのモモンガは、それから2時間も同じ場所でじっとしていてくれた。陽が出ている時にモモンガに会いたいという念願がかなった。車を助けたご褒美かな。 1月2日(日) 新年鳥見あけましておめでとうございます。 毎年妻の実家で正月を過ごす。1日は昼間から呑んでいるので、2日の朝から始動というのがパターンだ。 今年も、随分長い距離を走ったが、コチョウゲンやオオワシ、オジロワシなどの猛禽が少しと、カシラダカやホオジロといった小鳥が少し見られたぐらいで、あまりさえない鳥見だった。 ただ、港で見た、ヒメウVSガンジの戦いは見ごたえがあった。 海中から浮上した、ヒメウの嘴に何かが! 巻きついている〜!振り回しても、全然取れない〜! 何度も振り回し、やっと振りほどき、再び捕まえて・・・ゴックン。 その後、嘴についたヌメリが気になるのか、何度も嘴を海水につけて洗っていた。 |